フェリシモCompany60th

忙しい毎日に寄り添う服が、誰かを支えるちからになる。Her Smile基金を通して広がる応援のかたち〜IEDITプランナーにインタビュー〜【前編】

―フェリシモの商品・サービス企画の根底にあるサステナビリティ・ストーリー―

事業性、独創性、社会性が重なり合い生み出されるフェリシモならではの商品やサービス。
この連載では「社会性」にフォーカスし、プロジェクト担当者たちの想いをお伝えしています。

Her Smile基金」は、世界中の女性を笑顔にしたいという思いを持ち、「IEDIT」からはじまった基金です。
インドでは母と子のクリニック「AMDAピースクリニック」に拠出し妊娠・出産にまつわる課題に、日本では「RED BOX JAPAN」に拠出をすることで女性の生理のさまざまな問題にアプローチしています。
そしてHer Smile基金は今、フェリシモのファッションブランド全体へと広がりはじめています。
その背景にあるのは、女性の毎日に寄り添う商品づくりと、支援の仕組みをもっと日常とつなげていきたいという思いです。忙しい日々を快適にしてくれる商品を買うことで、他の困りごとを抱える人たちの支えにもなっていく。Her Smile基金は今、ファッションを軸に、新たな支援のあり方を広げようとしています。
今回は、IEDITの企画リーダーの平尾朋子さん、インドの支援先を訪れたプランナーの塩尻由芽さんに、Her Smile基金に込める思いやIEDITの商品づくりについて伺いました。

話し手:塩尻由芽さん、平尾朋子さん
聞き手:フェリシモしあわせ共創事務局

ブランドを超えて、応援の気持ちをひろげていく

左から、塩尻さんと平尾さん。
左から、塩尻さんと平尾さん。

ファッション事業部では、Her Smile基金を通した支援の輪をもっと広げていこうと、さまざまなブランドで基金付き商品が誕生しています。
そうした流れのなかで、IEDITが、どうすればお客さまにこの基金の存在を知っていただけるのだろうかと考え、着目したのが機能性のあるアイテムです。
IEDITは、女性たちの毎日を少しでも快適にしたいという思いで、数々のアイテムを生み出し続けています。

Her Smile基金を記載しているフラフィールのカタログ

平尾:ファッションに機能性をプラスすることで、忙しい女性を応援したいという私たちのものづくりの姿勢は、Her Smile基金のコンセプトと深くつながっています。

思いをともにするアイテムに基金をつけることで、より共感が広がっていく。Her Smile基金は、インナーブランド「フラフィール」など、フェリシモ全体での取り組みへと定着しつつあります。

塩尻:商品数が増えれば、その分、支援の規模も広げることができます。ブランドを超えて思いが共有され、社内でも着々と同志が増えています。

応援したい“すべての女性”とは、遠くの誰かのことではない

Her Smile基金の根底にあるのは、国内外を問わず、すべての女性たちが少しでも自分らしく、安心して暮らせるようにという願い。女性がしあわせであることは、子どもの未来や社会を豊かにすることにつながっている。だから、困難な状況にある女性のために何かしたいという思いが原点になっています。

平尾:IEDITは、世の中の働く女性をしあわせにしたいというメッセージを持っていて。
だから、海外だけではなくて、私たち日本の女性にも、支援の輪を広げていきたいと常々思っています。

平尾さん

社会課題は、私たちの生活と切り離されたものではなく、日常のなかに横たわるものではないでしょうか。例えば、働きながら家事や育児を担う人たちの暮らしに、小さな不便や我慢がたくさんあったとしても、あまりに日常的なことであるからこそ、「仕方のないこと」としてあきらめて受け入れ、流されてしまいがちです。

IEDITは、経験した人にしか分かりようもない小さな負担にも目を向け、少しでも軽やかに日々を過ごせる工夫をファッションで届けようとさまざまな企画を展開してきました。

フェリシモで該当商品を購入すると、1商品につき20円、50円、100円を基金としてフェリシモが大切にお預かりします。
フェリシモで該当商品を購入すると、1商品につき20円、50円、100円を基金としてフェリシモが大切にお預かりします。

日々を少し快適にする機能が、女性たちを支える力になる

目の前のお客さまの毎日に寄り添いながら、別の場所にいる女性の支えにもなっていく。そんなふうに、商品と支援がひとつの線でつながっていることが、IEDITのブランド思想であり、Her Smile基金らしさです。

そんなIEDITらしい機能性を生かしたアイテムのひとつが、「IEDIT接触冷感でサラッと軽やか デザインネックドルマンニットの会」。

平尾:サマーニットは、きれいめに見えて大人の女性らしさを引き出してくれるアイテム。けれど、真夏に着ると暑いので涼やかな素材を取り入れました。

取材中に平尾さんも着用の「IEDIT接触冷感でサラッと軽やか デザインネックドルマンニットの会」。Tシャツ感覚で着られるのにきれいにみえるニット。
取材中に平尾さんも着用の「IEDIT接触冷感でサラッと軽やか デザインネックドルマンニットの会」。Tシャツ感覚で着られるのにきれいにみえるニット。

こうした商品は、単に便利だからというだけではなく、忙しい毎日を送る女性たちがおしゃれかつ快適に過ごしてほしいという思いから企画されています。

「IEDIT大人のこなれ感が完成! ニットベストとノースリーブワンピースのコーディネートセット〈ブラック〉」はワンピースが接触冷感で心地よく。体型もふんわりカバーしながら異素材コーデで洗練された印象に。
IEDIT大人のこなれ感が完成! ニットベストとノースリーブワンピースのコーディネートセット〈ブラック〉」はワンピースが接触冷感で心地よく。体型もふんわりカバーしながら異素材コーデで洗練された印象に。

着心地のよさや扱いやすさといった“自分のため”の価値に加え、その商品を選ぶことが、別の場所にいる誰かの支えにもなっていく。機能の提案と基金の仕組みが重なり合うことで、ファッションはただ身につけるものではなく、誰かを思う選択にもなっていきます。

商品の背景のあるものを、日々の暮らしに届ける

Her Smile基金の原点ともいえるインドとのつながりを感じさせてくれるのが、GO!PEACE! で展開中の「インドオーガニックコットンの蓮と三日月をちりばめた総柄刺しゅうギャザーブラウス」です。一見するとドット柄のようにみえる模様は、インドで縁起がよいとされる蓮や月のモチーフにした刺しゅう。素材にはオーガニックのインド綿を使っています。

塩尻:インドのオーガニックコットンは、ふんわりとやさしいんです。この肌心地をお客さまにもぜひ体験していただければと思って。

塩尻さんが着用しているのが、「インドオーガニックコットンの蓮と三日月をちりばめた総柄刺しゅう ギャザーブラウス」。
塩尻さんが着用しているのが、「インドオーガニックコットンの蓮と三日月をちりばめた総柄刺しゅう ギャザーブラウス」。

もうひとつは、インドの工房でつくられた「Made in Indiaメタルフープがポイントのハンドメイドビーズイヤアクセ」。現地で、女性たちがビーズの部分や仕上げの作業を施しつくられています。真ちゅうの不揃いなきらめきや、量産品にはないクラフト感が魅力です。

塩尻:インドの女性は私たちよりも制約が多く、例えば、結婚すれば家庭に入って当たり前という風潮がまだまだ残っています。けれど、女性が自立するためには仕事が必要です。こうしたアクセサリーを作っていただくことが雇用につながっているという側面もあります。

「Made in Indiaメタルフープがポイントのハンドメイドビーズイヤアクセ」は、クリアとゴールドのビーズが輝く、フープを外せる2WAY使用。ピアスとイヤリングがあります。
Made in Indiaメタルフープがポイントのハンドメイドビーズイヤアクセ」は、クリアとゴールドのビーズが輝く、フープを外せる2WAY使用。ピアスとイヤリングがあります。

商品を買って身につけることで、遠い国に暮らす女性たちの生きざまに思いをはせること。これも、基金がついているからこそ得られる体験なのではないでしょうか。商品の背景のあるものを、暮らしに届くかたちにする。フェリシモのものづくりにはそうした工夫がさまざまなかたちで積み重なっています。

後編では、プランナーが実際にインドを訪れて感じたことや、応援が届くことで生まれた変化、そして女性を支えるとはどういうことなのかについて、さらに掘り下げて伺います。

後編につづく

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